MY craft house とんび我楽多堂  車輌工作日誌

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キハ11リテイク計画

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 またCADの図面です。
 いよいよ来月には鉄コレ第19弾NDC編が発売される見込みですが、こちらも1カートン購入を予定しております。
 買って何をするかといえばずいぶん前に製作しましたJR東海のキハ11のリテイクであります。

 Nゲージのキハ11といえばマイクロエースからも発売され自分も持っているのですが、いまいち走らせて遊びたいという気持ちがおきない製品です。自分が神経質過ぎるのかも知れませんが、レイアウト上で走らせると脱線転覆したときにあのバックミラーが折れそうで怖いなと・・・・・。ミラーが取れても折れてもスペアがあればいいのですが、作ったら売りっぱなしのメーカーですからねえ・・・・・・。
 そればかりではなくいろいろ手をつけたいところが一杯あるのですが、工作の失敗リスクを考えるとそれも躊躇します。

 ということでもし鉄コレでNDCが製品化されたらこれをベースにキハ11を作りたいと前々から考えてきまして、ついにその日がやってきたのです。

 というわけで早速CADドローイングを行いました。
 諸寸法はキハ11デビュー当時の鉄道ジャーナルに掲載されていた新車紹介記事の図面を参考にしました。本当は鉄道ファンの方が大きい図面ですが・・・・・・。
 雑誌に掲載されている図面や諸寸法だけですと、わからない部分がありますので下の図はトミックスの三陸鉄道36型やマイクロのキハ11などと比較しながら作図していきました。ですので完璧な図面ではありません。
 (上の図より貫通扉の幅を左右0.1mmづつ広げる予定)

 それと鉄コレNDCベースの改造車にしますので、この製品を買ってから模型用に寸法を調整し直したり、修正を行うつもりです。GMのキハ141・143も混ぜるかも知れませんが。。。。。。。。

 まあ・・・・・・改造してもまた後から鉄コレやトミックス本体がキハ11を製品化してくるとは思うのですが、出てきても気軽に遊ぶための走行用モデルとして割り切って製作します。

 それとゆくゆくは1/80ペーパー(一部プラ)モデルにも挑戦してみたいですし・・・・・・。

*あとこの車輌が出来上がりましたらマイクロのキハ11を売却します。
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by mycraft-tonbi | 2014-02-13 18:25 | 鉄道

塗装やマーキングへの投資

 文章だけのブログ記事を続けてしまっていますが、ご容赦のほどを。

 4月頃目標のレイアウトの開業後は5年近くも封印してきた車輌工作を本格的に再開したいと思っています。今年から来年の1~2年にかけて自分が作っておきたいものを作り揃えたいと考えています。

 今現在迷っているのが塗装やマーキング、さらには切り継ぎ改造用の機材拡充をどう進めるかです。
 鉄道車輌の模型については完成品模型メーカーの製品が充実しており、リペイントやリマーキングの必要性があまり高くありません。これについては基本的にメーカーの工業技術による均質で高品質な完成模型製品を素直に受け入れていき、パーツの追加取り付け程度に留めていくつもりです。

 ただしバスについては今後も自分で塗装やマーキングを行っていかないといけない場合がほとんどでしょう。しかもバスの場合鉄道車輌以上に塗り分けが複雑でマーキングも多くなります。
 手作業のマスキングや筆・烏口などによる色入れだけではとても再現できないようなカラーデザインを施した車輌が多いため、コンピューターでグラフィック処理を行ってデカールやインレタを作成し塗装やマーキングを施さないといけない場合がほとんどです。

 トミーテックのバスコレという商品はベースとなる車輌は一台1000円前後ですが、それを改造し塗装やマーキングをし直していくとなると数千円程度では収まらないコストをかけていく必要が生まれます。ベースの車体以上に塗装やマーキングに金をかけないといけないのがバスの模型でしょう。
 ある模型カスタマイズ業者のサイトに書かれていたことですが、日本のモデラーは塗装やマーキングはタダで簡単にできるものという認識しかなく、アメリカ・ヨーロッパのようにそこへ金をかけるという考えが希薄であると云われています。

 大量生産・大量販売する大手の鉄道模型製品の場合、ひとりの人間が作成した塗装やマーキングデータを基にパッド印刷機や工業用インクジェット印刷機を使って非常に効率的に早い生産スピードで何千個、何万個も均質かつ高品質な商品を生み出すことができます。ですので一個の製品にかかる設計や製版コスト、作業人件コストが低くすることができます。
 塗装やマーキングまで施した完成鉄道模型が数千円から1~2万円程度、バスコレが千円前後という価格で提供できるのは工業生産技術があるからです。
 しかし世界にたったひとつだけの模型を製作するとなると工業技術ではなく手工芸的技術の世界になります。一個の作品を仕立てるのに何十時間も細かい打ち合わせや実車調査、製版・マスキング、色調合、塗装吹付け、仕上げに時間を費やす必要があります。
 カスタイズによって生み出される手工芸的模型作品は1台あたり数万円から場合によっては数十万円程度のコストが掛かってきてしまうのです。
 プロの模型カスタマイズ業者に塗装の塗り替えやマーキングを依頼すると、腕がよく手際よく作業できるところでも数万円~十万円単位のギャランティを請求されてしまうのですが、個人でカスタイズするにしても機材を揃えたり不効率な作業を強いられることにより金銭では換算できないコストを背負わないといけません。

 私も作りたいものはいくつもあるのですが、行き当たりばったりの軽い思いつきだけで次々と題材に手を出し始めると気がつかないうちに模型のためにクルマが買えてしまうようなお金を注ぎ込んでいたということになります。機材についてもそうです。無計画に機材を次々と買い込むと何十万円というお金があっという間に消えます。
 製作したい作品をきちんとリストアップし1~2年間だけでも製作計画を立てておくようにしないといけません。その車輌を製作するのに最低限必要な機材や工具を買うのに止め、1~2作品程度のためならば業者に外注を出して製作依頼するなどのメリハリをつけていかねば家計破綻してしまうことになるでしょう。
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by mycraft-tonbi | 2014-02-11 10:50 | 塗装・デカール製作

未塗装キットと塗装済み完成品のコストパフォーマンス

 今回の話は前回と前々回の話をひっくり返すような内容に思えるかも知れません。

 鉄道模型の未塗装キットと塗装済み完成品のコストパフォーマンス比較です。



 結論をいえば未塗装キットと塗装済み完成品はどちらがユーザーにとって負担するコストに対し得られる満足度や利便性が高いかというのはケースバイケースで違います。

 総じて塗装済み完成品の方が店頭での販売価格が高いというイメージがありますが、未塗装キットも塗料や工具の購入費用に製作でかかる時間や手間のコストを含めるとトータルで割高になってしまうケースが多くあります。塗装済み完成品をそのまま買ってきてすんなり受け入れてしまう方が一番安上がりという場合の方が多いのではないでしょうか?

 鉄道模型の製作でかなり大きな手間がかかるのが塗装やマーキングです。特にKATOが洗練されていると思うのですが、完成品模型メーカーの塗装・印刷工程は機械化や合理化が進んでおり、高品質かつ低コストでその作業を行うことができます。素人が細々とマスキングしてエアブラシで塗装したりパソコンでマークを自作しているより、工業技術を持つメーカーが一括生産した方が効率的に高い品質を得られるのです。

 自分はここで「今の鉄道模型ユーザーは工作をしない~」などとよく書きますが、工業技術を使って大量生産した方が良い結果が得られるところについてはメーカーに任せるべきだと考えています。前回述べた”最大公約数的な要望”にあたる工程は大量生産メーカーが担うべきです。



 先日鉄コレで東武の6050系が発売されました。価格は2輌セットで2000円程度であり3セットばかり購入しようかと思ったところです。

 しかしあるサイトでGMがリニューアルした塗装済み完成品の東武6050系と鉄コレの比較写真を見ました。個人的な感想ですが、GM製品の造形がやはり鉄コレのものより洗練された感じに見えたのです。ただしお値段の方は4輌セットで1万8千円近く・・・・・。正直躊躇します。

 私のことですから一度は鉄コレをブラッシュアップして塗装の塗り直しをすることを考えましたが、鉄コレ・GMともに6050系は客室窓のアルミ枠が車体側にモールドされており、これを烏口で一個一個丹念に色入れしていくことはかなりの手間がかかると見て断念しました。

 GMの6050系は鉄コレの何倍もする価格設定ではありますが、「品質と時間を金で買う」という発想で素直に塗装済み完成品を受け入れた方がコストパフォーマンスが高いと自分は判断したのです。(ホントは塗装済みキットを出していただけると有難いのですが・・・・GMさん。)



 その一方GMは昨年よりEVOシリーズと呼ばれる未塗装キットのリリースも始めました。

 その第一弾が103系低運転台・冷房改造車だったのですが、ご存知のとおり103系の製造輌数は3,447両にも及び長年の製造期間における形態変化や改造、塗装パターンのバリエーションが膨大です。このバリエーションをメーカーが塗装済み完成品として全てフォローするのは不可能でしょう。ユーザーの要望の個別性や多様性が極めて高く広い形式のひとつです。

 多くのユーザーが持つ要望の共通項をまとめたひとつのベース車としてGMが未塗装キットを出し、個別性や多様性の表現はユーザーに委ねるというのがこのEVOシリーズの狙いであるかと思われます。



 共通性と個別性の振り分けを巧みに行って、ユーザーにコストパフォーマンスの高い商品を提供し続けていくというGMの考え方は興味深いものがあります。
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by mycraft-tonbi | 2014-02-10 12:33 | 雑記

個別性や多様性を再現するにはコストがかかる

 前回に続いて模型とコストの話です。



 5年前、10年前と比較し鉄道模型や鉄道系ホビー商品の価格がじわりじわりと上がってきています。その原因は生産を委ねてきたアジア諸国の人件費が上がってきたことや原材料費やエネルギーコストの上昇などもありますが、最も大きな値上がり要因は多くの模型製品がユーザーの精密化要望によって商品の細かい作り分けを施すようになり、大量生産型から少量多種生産型へとシフトしてしまったことではないでしょうか。



 ひと昔前までは一体モールドが当たり前だった手すりやホイッスル、開放テコが別パーツ化されるようになったことも値上がり要因のひとつではありますが、それ自体だけでは大きな価格上昇にはならないでしょう。金型に細かいディティール表現を追加したとしても生産過程においてはコストアップ要因にはならないはずです。

 コストアップの一番の要因は精密化に伴って同じ形式でも1車両ごとに異なる装備品や窓配置、屋上配管、点検蓋などを細かく作り分けるために専用の金型を起こすことが当たり前になってきたことや、調査ならびに設計コストが膨らみ続ける傾向にあることではないでしょうか。

 昔であればある形式のもっとも標準的な形態をプロトタイプに金型を設計し、大量に生産することによって金型を起こすコストが広く薄く分散できていました。標準形態と異なるディティールについては各モデラーがパーツを付け加えるなどして自分の思い入れのある車両に仕立て上げていくというのが20年以上前までのスタイルでした。

 しかしTOMIXのHGモデル投入やマイクロエースの鉄道模型事業参入あたりから、超精密化やマイナーな特定車両・編成の模型化が進み、メーカーが何から何まで全部再現しないといけないような状況が生まれはじめたような気がしています。わずかでも実車と異なる箇所があるとエラーと騒がれるようになり、実物と違ってもコスト上昇を避けるためオミットするということもやりにくい状況になってしまいました。



 それに加えレディトゥラン志向が高まり、ホイッスルや手すりなどの細かいパーツはメーカー側で全て装着済みにし、行先方向幕やサボも全て印刷済みにしておかないといけないという流れも生まれています。KATOの場合それがかなり徹底していてユーザー任意で取り付ける追加パーツがほとんどない状態で、行先方向幕やサボなどのステッカーもつけていない商品があります。そうすると一見手軽にすぐ遊べて便利そうに見えるのですが、ここでまたユーザーの好みに合わせ同じ形式でも仕様違いの商品を設定しないといけないことになり、流通や在庫管理コストが上がる要因になります。例)14系14形客車を「さくら」編成に特定し、さらに国鉄時代とJR時代に作り分けするなど。

 さらにいえばユーザー自身もメーカーや販売店主導の限定された発売時期に合わせてしか欲しい商品が買えなくなるというデメリットも個別性や多様性というメリットと引換えに受け入れざる得なくなりました。



 最近では個別性とか価値観の多様性という言葉がもてはやされていますが、我々が忘れてならないのはそれを実現するには大きいコストを負担し非効率さを受け入れないといけないということです。自分の好みや価値観に合わせた商品を得るにはそれ相応の対価を支払う必要があるのです。

 問題はそのコストを誰がどういう形で負担するかなのですが、先に述べたように20年以上前はユーザーが銀河モデルなどから発売されているディティールアップ用のパーツを各自入手して自分の手で装着したり、塗装を塗り直すといったことで個別化・多様化のコスト負担をしてきました。しかし現在はKATO・TOMIX・マイクロエースなどの完成品メーカーが個別化・多様化の作業を行い、ユーザーがこれまでよりメーカーにお金を多く支払うという形でコスト負担しています。

 以前は大手の完成鉄道模型メーカーは多くの鉄道模型ユーザーの最大公約数的な要望を満たし、共通性の高い部分だけを担っていれば良かったのですが、今はかなり少数の個別性が高い要求についてもメーカー側が満たしていかないといけない状態です。共通項が少なくなればなるほど量産効率がどんどん下がり、1商品の1個あたりの設計ならびに生産コストが上昇していくことになります。

 メーカー側はその非効率さをなるべくユーザーに転嫁させないよう円高を活かして海外生産を行い製造コストを抑え込むなどの企業努力でカバーしてきました。しかし前回述べたようにこのような形で製造コスト低減を図ることが近年難しくなってきています。



 もはや昔のように鉄道模型商品をあっさりと簡略化したディティール表現に戻しさえすれば売価が下げられるというほど簡単な話ではありません。残念ながら鉄道模型ユーザーにのしかかるコストはお金がかかるか手間や時間がかかるかの違いで重くなることは避けられようにないと思います。

 大事なことはいかにより効率よく鉄道模型というものづくりを進めるかということを我々自身が考えていくことでしょう。

 多くの模型ユーザーにとって共通性の高い要望は大手メーカーに担ってもらい、個別性の高い要求は自分たちの自助努力で解決していくというスタイルが一番効率がいいのではないでしょうか?



 大勢の人が移動する区間は新幹線で高速に大量輸送した方がよく、末端輸送はバスやタクシーに任せるべきです。

 今の鉄道模型界は自分が好きなときに好きな場所から行きたいところまで送ってくれて便利だからみんなタクシーで移動しましょうという流れです。毎日毎日タクシーばかり使っていて家計が持ちますか?
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by mycraft-tonbi | 2014-02-09 20:14 | 世情

廉価な塗装済み完成模型が手に入らなくなる日

 もうぼちぼちレイアウト製作を再開し4月あたりのプレオープンを目指すつもりでいましたが、昨日から急激に冷え込み今朝は大雪・・・・。情景工作をやるのに向かない天候です。また与太話を・・・・・。



 鉄道模型やトミーテックの鉄コレ・バスコレなど鉄道関連ホビー商品はここ数年の間にどんどん価格が上昇してきています。10年前と比較して2倍~3倍に値上がりしたケースもあります。

 もちろん鉄道模型やトミーテックのジオコレシリーズは販売を重ねるごとにプロポーションの改善やディティール表現の精密化とそれに伴う細かい作り分けが施されるようになり、製造品質も不完全といいつつも序々に向上させてきました。その対価としてみれば価格が上昇するのは当たり前の話ですが、デフレ景気の世の中であったにも関わらず早い値上がりペースだったなと私は思います。



 トミーテックの鉄コレやバスコレはシリーズ開始の10年前はひと箱300円代からスタートしたこともあり、ファンの間でコレクショングッズはひと箱数百円程度という相場認識が出来上がってしまいました。初期のバスコレの場合、バスのドア配置だけ作り分けしてありましたが、他はほとんど金型を共用化しています。それからバスコレはシリーズを重ねるごとに実車にかなり忠実なディティール表現を施し、ロゴや社名表記はもちろんのことバスカードや車椅子マークなどのかなり細かいマーキングももれなく印刷するのが当たり前になってきました。ですのでディティールやマーキングは実車どおり完璧に、塗装仕上げや組立などの製造品質も鉄道模型と同じ水準を求めながらも相場観はひと箱数百円代のままという認識を持つユーザーが多くなっているのです。

 

 よく匿名掲示板や個人のブログ等に「値段が上がったんだからもっと品質をあげてほしい」とか「細かい標記もきちんと再現してほしい」「実車と違うから直してほしい」というコメントをよく見かけます。私も素人では修正が難しい基本プロポーションのことは厳しく指摘しますが、よくよく考えてみたら商品の価格を数百円代のままに抑えて細かい作り分けや塗装などの製造品質は鉄道模型と同じレベルを求めるのは虫が良すぎる話ではないでしょうか。

 あともうひとつ自分が耳にして嫌だなと感じるのが、「○国製だから雑でいい加減」という言葉です。そういう言葉を聞くと言っている人に「あなたは自分自身の手でこの○国製以上に優れた模型ができるのですか?」と訊ねたくなります。

 自分で未塗装のキットを組立て塗装してみたら何時間かかるでしょう?鉄道車輌の塗装はまだマスキングテープで塗り分けできますが、バスのように複雑かつ細かいマーキングを施さないといけないものの場合、デカールやインレタ、ステッカーも自分で作成しなければなりません。一台仕上げるのに膨大な時間がかかり時給換算すると数万円から十数万円になるかと思います。

 我々日本人のユーザーは本来大きな手間やコストがかかる模型をわずか数百円という値段で買い叩いてきたのです。ものすごく強かった円で中国人の頬を叩き、塗装や印刷、組立に神経を使う模型を作らせてきたということを忘れてはなりません。これは白川日銀下での超円高やデフレ経済という異常極まりない経済状態を前提に成り立ってきたことです。



 安倍政権と黒田日銀による金融緩和で超円高から円安基調にシフトし、デフレ脱却へと舵を切りました。KATOのように国内生産にこだわってきたメーカーはともかくとして、海外の工場に商品の生産を委ねてきた他の鉄道模型メーカーやホビー商品メーカーはこれまでのように安い労働力を使って品質を保ちながら価格を抑え込むという経営や生産スタイルが成り立たなくなっていくでしょう。

 塗装済み完成模型製品は残念ながら今後もどんどん価格が上昇し、小中学生はもちろんのこと一般の勤労者にとっても非常に買いにくいものになっていくことかと思います。鉄道模型は模型に数十万とか数百万を湯水のように使える資産家などの有閑階級か、坂本衛氏のようにあり合わせの材料で何でも自分で作ってしまうような人でないと続けられなくなるのではないでしょうか。

 鉄コレもどんどんとTOMIXブランドの鉄道模型商品との差が無くなり、シリーズの存在意味が薄れていくことでしょう。バスコレも完全にシリーズが無くなることはないかも知れませんが、一部の人気車種や人気事業者のセットを定番商品化し再生産を繰り返すだけの状態になっていくかも知れません。これからも5年・10年と今までのように豊富な商品バリエーションを展開してくれるとは限らないのです。

 

 超円高とデフレ経済の下、我々日本の鉄道模型ユーザーは自分自身で工夫し自分自身の手でものを創り上げていくべきことをメーカーや海外の労働者に丸投げし、それを当然と思い込むようになってしまいました。円高とデフレに日本人は甘やかされ”メタボキリギリス”に成り果てたのです。

 円安とインフレに日本経済の潮目が変わったことで「お金さえ出せば何でも手に入る」「やってくれる」という考えが通用しなくなってきます。ほしいものがあったら自分たち自身で知恵を絞り技術を身に付けていかないと何も得られないという時代がいまそこに訪れつつある気がします。
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by mycraft-tonbi | 2014-02-09 08:28 | 世情

CADで作成した図面の活用

 前回のCADで作図した模型図面の話の続きです。

 バスコレを採寸し2面CADであるJW-CADで基本寸法を押さえた図面を作成したあと、これを使ってデカールやインレタのマーキングデータを作成していきます。
 前に申し上げたようにこのCADドローイングデータは切り継ぎ改造のシュミレーションと塗装マーキング作業の効率化を狙っています。

 バスコレの場合、鉄道模型に比べ緻密な切り継ぎ改造が多くなり、さらには塗装ラインが複雑でマーキングの工数も膨大なものになります。最近ではバスカードや排ガス規制表示などの様々な表記類が増えていく一方です。

 そのため最近ではバスコレのデカールを自製するとなるとマーキングデータの作成に一台あたり何日・調査も含めると作業時間が何十時間もかかるのが当たり前になってきました。わずか0.1mmのズレも許さないデータです。
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 これからはドローイングソフトでマーキングデータを作成する前にCADで車体のアウトラインを作成しておき、それをドローイングソフトで読み込んでいくということをしていかないといけないでしょう。

 車体の切り継ぎ加工も同じです。
 CADであらかじめ部品のカットラインに合わせて切り出した型紙や治具を作成し、精密ノコギリを使って切断していくということをしていくことが求められます。最近では鉄道模型もそうですがモールド表現が緻密になり、改造工作はさらに高度な技術を要します。

 画像の車輌のマーキングデータ作成が終わったら中断していたレイアウト製作に戻り、一気に3月から4月の開通を目指します。このブログの本格再開はそれ以降です。
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by mycraft-tonbi | 2014-02-05 15:54 | 塗装・デカール製作

CADの製図作業

 もう2月になりましたがレイアウトの製作作業をお休みしたまま、JW-CADを使ってバスコレのエアロスターやMS8エアロバス・エアロエースの模型図面を作成していました。
 公表していませんでしたが、同じくバスコレのリエッセやいすずエルガ・ノンステ、KATOのポンチョの模型図面も作ってあります。

 この模型図面はバスコレの切り継ぎ改造やマスキングシートカット、デカール等の原稿を作成するために使っていきます。ですので実車の寸法とは異なる箇所がかなりたくさんあります。

 本当はこういうドローイングデータをもっと早い時点で作っておくべきでしたが、一車種ごとに作成する時間や手間が多くかかるため、踏ん切りがつきませんでした。今後改造や塗り替えの機会が多いと思われる車種から順番に作図していくつもりです。

 自作もしくは切り継ぎ改造からマーキングまでのデータを一元化したり、今懇意にお付き合いのあるモデラー仲間同士で互いに作成データを交換し合うことによって、手返しや同じ仲間が同じような作業を重複してやってしまう無駄を省いていくことも狙っています。いろいろな問題があってまだデータを不特定多数の人に完全公開する決断はできていませんが、共用範囲を拡げていきたい気持ちはあります。

 過去自分のところに「デカールを作ってほしい」とか「作り方教えて~」とか「データがほしい」というメールやブログコメントがいくつも寄せられたことがあります。
 こうした要望に全部応えてしまおうとすると、自分はデカール製作以外に何もできない状態になってしまい、結果的に他の工作ができなくなってしまいます。
 模型のリペイントやマーキングの希望や需要はどんどん膨らみ大きくなっているのに、実際に製作できる作業能力が全く追いついていないのが実情です。困ったことですがそれを解決していくのはひとりあたりの作業の効率化と作り手を増やすこと以外にないと思います。

 このような下敷きデータを用意しておくことによって、時間のかかる切り継ぎ改造や塗装・マーキングを少しでも効率よく行っていきたいものです。

 あともう一車種分を作図してまたレイアウト製作に戻りますが、今度の3月発売予定の鉄コレ・NDCをベースにJR東海のキハ11を製作する予定があります。そのCAD設計図も作成するつもりです。

MP35エアロスター
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MS8 エアロバス
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MS9 エアロエース
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by mycraft-tonbi | 2014-02-01 19:22 | 塗装・デカール製作



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